順番は完全ランダムと化した感想書き、次はCブロックの感想です。
C01 天つ虫といとしき亡き月の王 注 怖っ……!!Σ(゚Д゚;≡;゚Д゚) なにこれ怖い! 注マークも納得ですねー。最後やべぇな……淡々と進めていただけに、ひぃっ!ってなりました。最後まで静か~に静か~~~に狂気にまみれてる様が、読後じわじわキます。 作中で「がさがさごそごそと無数の音」が聞こえてくるのもまた、二人しかいない空間だけに「何か」が潜んでる感MAXでまた気味の悪さをにょきにょき育ててくれてますよ、作者さん!怖い!(そしてその感想に戻る) C02 踊り子と王様 なんという良い結末。でもラスティマ改めクラベルがかわいそうすぎて・・・! 途中までは「オーガストとくっついて王妃にでもなるのかな~」とか思ってただけにびっくりな展開でした。奴隷という単語が出てきたときに察するべきでした・・・!(何を) それにしてもオーガストのやれば出来る子っぷりが半端ない。彼女はある意味、この国の未来を救ったよね。 多分このことがなかったらオーガストも名を残すような賢王にはなれなかっただろうし。すべて上手くいったわけではない、という記述がさり気なく入ってるのもまた、リアルですね。 C03 瓶詰め 小学生かわいいな!ドリルなくした作戦(しかもお母さんが!笑)とか、ほのぼのですね~。それにすごく良い家族。こんな家の子になりたいんだぜ……! ルールを決めて飴を食べる様子も、小学生やりそうだな~なんて思いました。適当なのがなかったら無理やりこじつけちゃうところとか、あるあるすぎてww 将のびみょ~に大人びた物言いとかも、ちょっと背伸びしたいこの年頃特有ですよね。 そして、その発想はなかった的ラストに小学生の柔軟さを見た気がします。 C04 首長竜、旅に出る これはファンタジーなのかな? どどめ色ってはっきりこの色!って知らないな~、なんて思ってみたり。なんか桑の実(紫)色ってのは聞いたことがあるんですが、はっきりした定義はないそうですね。 そういう扱いの色を「なんでもない色」として表現するセンスがマジすごいです。 テノチティトランは「自分とは何か」というアイデンティティの確立に苦しんでいるようですが、よう子ちゃんはまたちょっと事情が違うようですね。 好きな色は、って聞かれたときの色のたとえが鮮やかで、きっとよう子ちゃんにとって世界は色彩豊かなきれいな世界なんだろうなーなんて、思ってみました。 全部好きならむりにひとつを選ぶことはないですよね。進路とかは困っちゃうけどね。 C05 白魔道の街で この文字数でこんなガチFTが拝めるとは思いもよりませんでした。しかも私の好きなゲーム風FTですよ! ステファンは二年間、相当悶々とした日々を過ごしていたんだろうなぁ。罪悪感というのはなかなかぬぐえないですし、彼自身、かなりの「良い人」っぽいですからね。恩人を傷つけたという事実はとてもショックだったと思うのです。 しっかし、お告げも適当だなぁ、倒すの誰だよ!笑 アーサー惚れるわぁ~。弱いのに、世界のために立ち上がったんだもんね。私は、勇者に必要なのは力ではなく「人を惹きつける魅力」だと思ってます。ステファンが彼と行動を共にするのと同様に、きっとこれから素敵な仲間ができて、世界の平和を取り戻す勇者になるんじゃないかなって思います。 C06 モノクロ いやその体術はパン屋関係ないwwwどんだけ強いんだよアンさんは!! しかしおいしいところは全部双子さんが掻っ攫っていっちゃいましたね~。最初、名前と見た目が逆なんだな~とか思ってたけど、そういうことだったんですね。 モノクロというのはただ単に二人の容姿を現した通り名なのか、何か別に意味があるのか、気になるところであります。そして二人が身を投じていた(であろう)戦いとかとか、バックグラウンドがいろいろ想像できますね~。 C07 色彩認証 ちょっとだけ進んだ未来の話っぽい。いいなー、サイネットほしい。サイト制作の色配置とか手伝ってほしいわー。色彩感覚ゼロなんだよ私。 最後の虹の話には少ししんみり。以前の持ち主とはきっと仲良くしていたのでしょう。そして新たな主も見つからず、ジャンク屋に身を置いていた時間、機械ながら寂しかったんじゃないかなーなんて想像しちゃいます。 新しい主が見つかってよかったね・・・!そしてユイも公募がんばれーΣ(ノ∀`*) C08 グッバイ・ロンリー あまじょっぱい!なんだこの二人可愛すぎるじゃないか。ていうか松下がたったこれだけでいかに女タラシ的性格をしてるのか理解した辺りに作者さんの心意気と熱意を感じます(!?) でもその裏っかわを覗いてみれば、なにやら過去にどでかい傷跡があるようで、恋愛に臆病な様が語られる。。。いやでも最後のさらっとした告白は女からしてみたら「( ゜д゜ )!」ってなりますよねー!あぁー、今後二人がどうなっていくのあ気になるところです。 全然関係ないけど、ミラーボールのたとえに昭和や大正っぽい香りを感じました。さすがサークルで一番年上。でも平成元年生まれか。 C09 赤い鞄 怖いと噂のc09です。噂に違わぬ不気味さ!駅構内で鞄見つかったとか警察なにやってたの?これって誰かが一週間後に鞄ぽいって置いてったとしか思えないんだけど……!! なんとなくアニメ版スクールデイズ思い出しました。 結局奥さんが自殺なのか殺されたのかは分かりませんでしたが、頭部の状態から殺されたんじゃないのかなって想います。旅館に泊まった「夕子」は偽名?別人? 突き詰めて考えるといろいろ怖そうな話です……。 C10 SIKI 出だしの独白からお母さんに恋しちゃってる息子の話かと思った。 女だったんかい!!って、第二段落を読んで即突っ込みですよ。作者さんもそういう突っ込みを想定しているはずだ。 これは現代の日本を舞台にしてるのかな?もう少し古い時代にも見えたんですが、全体的に漂う雰囲気が妖しげで素敵でした。 諒がイライラしてるのは暑さのせいだけじゃないんじゃないかな。好きな相手が本当に自分を見てくれてるのか不安で仕方ないって。女らしく振舞わない(?)のも、万が一お母さんと似ちゃったらもう自分のアイデンティティふっらふらになっちゃうからかなーとか思ったり。 でもこれ、いくら色が認めても、二人が真剣に付き合ってても、叔父と姪は結婚できないような? うぅーん、悲劇的なラストしか浮かばないぞ……(´・ω・`) C11 オレンジの君 C08もそうですが、大学生侮りがたし。青春は高校生までの特権かと思ってましたが全然そんなことはないですな! 相手の名前や学部とかも一切分からなくて、唯一の情報を頼りに日々待ち続ける・・・なんて健気なんだ。ラッキーカラーのオレンジ色は、主人公だけじゃなくて谷川さんにとっても幸運の色だったのかもしれませんね。こうやって山越くんと会えたわけですし、占いもたまには信じてみるのもいいかもしれません(*'ω'*) ……で、今後二人は付き合っていくんですよね?ね? C12 色とりどりの世界 人々が色を認識できない、というのは珍しい設定だなーと思いながら読んでました。しかもそれがわりと一般的な病気として認識されていて、治療法も確立されている。現代病ってやつですな(多分違う) お母さん(というか両親?)の色を取り戻した時点で、自分の色を売るのをやめてもよかったと思うのです。グレンがそうしなかったのは、単により多くの人に鮮やかな世界、あるいは自分の絵を見てもらいたかったのでしょうか。色を売りながらも画家となったグレンはまるでベートーベンですね。 最後の一文に、少しぞっとしました。灰色に変わっていく世界でグレンは何を思うのでしょうか。
by ixchel
| 2011-09-24 01:10
| 覆面5
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