まだ全然進んでない。
今になって気づきましたが、私はネタバレ等へ一切配慮してません。 ご注意ください。 8/9*長くなりましたので、D01~D06まで。 Dブロックの感想続編は→http://rainrain.exblog.jp/11701488/ D01 帰らずの坂 私、実は和風系がものっそい苦手なんですが、するすると読めました。 鬼の「身を揺らしながら」という表記に引っかかりは覚えたのですが、正体までは全然わかりませんでした。ああでも、そのくらいやらなきゃ食っていけないご時世なのかもね!? 最後思ったのは、結局晴明のいいとこ取り?でした笑 D02 サヌザと共に ~草原の道~ 注 すっごい面白かったー!序盤の砂鳥ちゃんの描写に「可愛い!ほしい!」を連呼し、中盤、舞姫さんの悲運に涙し、ラスト実はかっこよかった旅人を想像してニヤニヤしてみる。語り継がれていく物語に、髪飾りが喜びを示すかのように輝く。 描写が綺麗で、特に蛮族に攻め入られようとしている都の、滅び行く前の刹那の煌きがなんとも鮮やか・華美に浮かび上がってきました。 ・・・この話、まさか全部が彼の創作だなんて、そんなことはないですよね!? D03 ナキオニ あら、鬼の正体、そう来ましたか!これが主人公の言うようにお母さんの霊だったら「ああやっぱりね」となったかもしれません。なんともハイセンスな! 非日常さ漂う葬儀の夜に拾った鬼は、自分の日常だった。鬼が泣くたびに現実を取り戻していく、というよりも、現実・日常へ引き戻されていく主人公。同居生活に慣れてきた、というのは、つまり主人公自身が日常を取り戻しつつあるということなのかなと思いました。 ところで・・・ご飯が美味しいと言って泣いてる鬼、なんだか可愛いです。 D04 黄昏ストーキング! 冒頭のまじめそうな語りから一転、まさかのヒッキー少年!しかもストーカーですよ!自前のプログラム用意しちゃうくらいのその熱心さは、拍手ものです。wikiの定義ではストーカーじゃないと屁理屈言いつつも、ストーカーの自覚はしている、悩ましい(?)心ですね~・笑 とはいえイチイチ論理的に物事を考える彼。文句の言い方が軽快で、しかもひとつひとつが「そ、そうかも!」となんとなく納得できてしまう不思議です。 ていうかストーキング相手、そうだったのかー!と見事にだまされ?ました。 D05 払暁 注 歴史なんていうものは、改ざんの積み重ねなのかもしれません!? うーん、多分こんだけでかい話だったら誰も話さないですよね。空気的に言えない言えない。葬られた真実は決して後世に伝えられることなく、関係者の死をもって途絶えてしまうのでしょう。 先々のことまで見越した上で王を討ち、そして自身もまた討たれる。あえて汚名を着ようとする沈申の決意は見事ですが、その息子である呂亥はどうなるの?逆臣の息子っていうのが一生ついて回るんですか。 父である前に、臣であることを選んだ沈申。誰も間違わないでいられる、そんな正しさはどこにもないんですね。あー、シリアスでした(何) D06 だから私は解放を願う。 芦田さんが重度の一ノ瀬依存症ということでOKですか?共依存的な、お互いに支えあって~という関係にはどーしっても!見えません……むしろ狂依存? 端から見れば真琴の言葉通りの関係なんですが、まさかの主従関係逆転にビックリでした。火事も偶然じゃないっぽいですけど、取り巻きを遠ざけるための手段として放火とかだったら、目的はどうあれそれもう犯罪者ですよ!?これがいわゆる、「何されるか分からないから相談もできない」状態ですか(何それ) 家族とかは気づいてないのかも。だって第三者からしてみればお嬢様と使用人の構図なわけですし。これって物凄い閉塞感ですよね。いつか爆発してもおかしくないけれど、高圧的な態度を取ることで精神のバランスを保ってるようにも見えて、それはそれで痛ましいです。 最初の独白は芦田に向けられたものかと思いましたが、「優しさ」ゆえにいばらの道を進んだのは、一ノ瀬だったのでしょう。
by ixchel
| 2009-08-09 22:41
| 覆面4
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